我が家の第一子である長男(現在9歳)はいわゆる繊細くんです。
現在私には3人(9歳、6歳、3歳)の子どもがいます。下の子はまだ幼いですが、現在も手のかかるのはやはりダントツで長男です😂
そんな長男との付き合い方について、私が心がけていること、気をつけていることを紹介します。
ひといちばい敏感な我が子の特徴
第一子である長男の子育ては、私にとって初めての育児でした。そのため、育児が不慣れがゆえに息子に手がかかるのか…私の寝かしつけかたが悪いからすぐ起きてしまうのか…離乳食を食べてくれないのは作り方が悪い?涙…などなど、とにかく自分の育て方に疑問を抱き悩める日々でした。
頻回授乳と背中スイッチで母の体がボロボロ期
生後まもなく始まる授乳。3〜4ヶ月ころまでは一度に飲める量が少ないため2、3時間おきに、その後徐々に間隔を空けてくださいでね〜と、母乳外来のゴッドハンド(通称おっぱい先生)にご指導いただきました。
しかし、我が子は生後一ヶ月から2時間も授乳の間隔が空けられませんでした。
頑張って1時間半…授乳して1時間もしないうちにぐずり、泣き出し、抱っこしていてもあやしても泣き止みません。授乳するまでとにかく泣くのです。
授乳後は布団ですやすや寝てくれる〜という姿は、我が子にはほとんどありませんでした(^_^;)
その頃はなかなか寝てくれない、布団に寝かせると起きる、授乳してもしても泣く息子になぜだぁぁぁ!!!どうしてだぁぁぁぁぁ!!!と私まで泣いてしまう日々でしたが、HSCの特徴を知って納得しました。
敏感な子は体全体であらゆることを感じ取っている
当時の私は、定期検診で保健師さんに頻回授乳を注意され必死で授乳の間隔を空けようとしていました。
しかし、泣きわめく我が子を次の授乳の時間まで抱っこしてあやしているのは、母のメンタルを容赦なく削っていくものでした(;_;)
ひといちばい敏感な我が子は、音や光、ベビー服の肌触り、とにかくすべてを敏感に感じとり不安だったのだと思います。
不安だからとにかく抱っこされていたい、授乳で安心感を得たい。
頻回授乳が続くと、肩腰背中…あらゆるところにガタがきて大変なのですが、あまり保健師さんや育児書通りに授乳の間隔を空けようと頑張り過ぎなくても良かったな〜と今懐かしく感じています。
ノイローゼ寸前だった離乳食期
私の子育てでまず第一に苦手なもの…それが離乳食期です。
我が子は3人揃って、あまり離乳食を食べませんでした。
家事の中でも料理は得意な方だと思っていた私は、作ったものを拒否されるという状況に大きなショックを受けたものです。
特に、長男は生後10ヶ月までほぼ離乳食を口にしませんでした。
活発でよく動く子だったこともあり、なかなか体重が増えず(T_T)生後10ヶ月の検診で医師に恐怖の一言を告げられました…
『このまま離乳食を食べないまま体重が増えないと、胃に直接栄養を流さないといけなくなるよ!』
…
そんな事言われても…なのです。
保険センターの栄養士さん、保健師さん、相談できるところには相談してきました。
これなら食べれるかな、こうしたら食べてくれるかな…やれることはすべてやってるのよおおおおお(TOT)まさに八方塞がり。お手上げです。
食べてくれなくても、毎食子どもの分も用意して一緒に食べるイメージを付けてと指導され、毎食作っては捨てるの繰り返し。ノイローゼ寸前でした…同時の私、ほんとよくやった👏涙
人は皆、いつか固形物を口にする
そんな息子がある日突然、昼食に作ったそうめんをばくばく食べ初めたのです。もう飛び上がるほど嬉しかったのを覚えています。
生まれつき、感受性が強く注意深い息子にとって、離乳食を受け入れるまでに時間必要だったのかもしれません。
相変わらず3時間おきに授乳を求めてきましたが、その日を堺に離乳食も月齢に見合う量以上に食べるようになりました。
この経験により、第二子、第三子の離乳食期は、どっしり構え食べたい時に食べ始めたらい〜さ〜と気持ちに余裕を持って過ごすことができました笑
3人とも好き嫌いは多かったのですが、幼稚園、小学校の給食を経て、長男に至っては現在ほとんど食べられない食材はなくなりました。
大人になっても、ミルクしか飲まない人はいない!!!いつか、人は皆固形物を口にするのです!!!!育児書とおりに離乳食が進まなくても、その日は必ずきます✨️
思い詰めなくて大丈夫だよ〜!!!と当時の私に伝えたいです💪
とにかく外へ外へ…一度外へ出ると暗くなるまで帰れない公園生活期
ひといちばい敏感な子(HSC)のというと、内向的でおとなしい子というイメージを持つかもしれませんが、HSCの中で約30%が外交的だと言われてます。
我が家の長男は、まさにこの外向的なHSCである、HSS(Hight-Sensation Seeking)にピッタリ当てはまりました。
好奇心が強く、新しい場所に行きたがる、退屈しやすい。
まさに、1歳半で完全なる二足歩行を習得した息子にとって公園は、上記の欲求を満たしてくれる最高の場所であったのです。
まず、早朝7時より布団を出るやいなやパジャマのまま玄関へ。
そして外へ出せ!!!!とまだ言葉はでませんが、全身全力で訴えました。
玄関のドアをこれでもかと叩くので、当時マンション住まいだったこともあり、ご近所さんに通報されやしないかと心配していたものです。
なんとか着替えと朝食を済ませ、お昼用におにぎり持参で公園へ行く日々が続きました。
ひといちばい敏感な子を育てるときは、合わないアドバイスも多い
一旦公園へ行くと、本人の気の済むまで連れて帰ることは困難でした。
友人に、泣いても喚いても「はいはい帰るよ〜」って強引連れて帰っちゃえばいいなんだよ。ママが優しすぎるから言う事聞かないんじゅなの〜?と言われ、そうか私の対応が悪いのかと試してみたことがありました。
泣きわめく我が子を、とにかくベビーカーに縛り付け帰路へ…自宅まで15分ほどでしたが、ベビーカーがひっくり返りそうになるほど体をのけぞり抵抗する息子。泣き声も尋常ではなく、すれ違う人に心配されるほどでした。
自宅についても、もちろん泣き続けます…それこそ玄関でドアを叩きながら泣き叫ぶ。この状況に耐えきれず、やはり本人の気の済むまで付き合うしかないと覚悟を決めました。
雨の日も雪の日も公園通いをしていました。当時1年のうちに外へ出なかった日は何日あったのだろう…笑
そのおかげで?「いつもいますよね?」と公園で声をかけてくれるママたちと出会い、縁もゆかりもない土地に引っ越して友達が1人もいなかった私に貴重な情報網ができました✨️
乳幼児期を振り返って思うこと
理由はわからないけれど、0歳〜3歳の時期は特に長男に育てにくさを感じていました。
その頃はまだHSCの存在も知らなかったため、自分の育て方が悪いのか、私は子育てが下手なのかとよく悩んでいました。
そして、子育てに関する本を読み漁っていた時に、一冊の本に出会いました。
初めてHSCという言葉を知り、本に書いてあるHSCの子の特徴を見て、まさに!!!!!我が子のことではありませんか!!!!そうか、私の育て方のせいではなかったんだと…涙 まず第一に安堵しました。本当にこの本に救われました。
もちろん、この本に出会えたからといって、長男の育児がイージーモードに突入!な〜んてことは一切ありません笑
ただ、世の中には5人に1人の割合で、ひといちばい敏感な気質の子どもがいて、それは障害や育て方のせいではなくその子の個性なんだとわかったことで、確実に長男の育児への向き合い方が変わりました。
次の記事では、その後の長男との関わりについてお話しようと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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